僕は、ゲームが好きなんじゃなくて、ファミコンが好きだったのかも知れない。

一週間ぶりのご無沙汰です。今日はゲームの話をしたいと思います。

さて、昨日発表されました任天堂のコードネームNXという次世代機が『Nintendo Switch』という形で、任天堂のホームページに情報がアップされました。デモ映像を見る限り、色々な事が出来そうで面白そうですね。沢山の方が映像を閲覧されたのではないでしょうか。

今まで、私は、ゲームウォッチや、LSIゲームと触れて成長してきましたが、やはり一番遊んでいたのはファミコン(ファミリーコンピュータ)です。小学校低学年の頃に発売され、爆発的に売れた家庭用ゲーム機でしたが、私はその頃からゲームセンターや、駄菓子屋のゲームコーナーに通い詰めていました。
当時は、アーケードゲームとファミコンには、大きな技術的・ハードウェア的な差があり、クォリティが高いゲームはやはり、ゲームセンターやゲームコーナーでしか遊べせんでした。

しかし、PCエンジンやメガドライブが発売された頃から、ゲームセンターのゲームと、家庭用ゲームのクォリティの差が大分縮まってきて、プレイステーションやセガサターンが発売された頃には、ゲームセンターのゲームと同じようなレベルのゲームが自宅でもプレイできるようになりました。ほぼゲームセンターと同じ再現ができるNEOGEOなんてゲーム機もありましたね。

そして現在は、ゲームセンターのゲームクォリティを家庭用ゲーム機が追い越してしまったようにも思えます。小さなゲームセンターは、特殊な機材を用いるゲーム筐体を導入する事が難しく、結果、お客さんが遠のく結果となり、今では、チェーン店を除いて、ごく小さなゲームセンターは非常に少なくなってしまいました。

現在のゲームセンターは、特殊な機材を利用する筐体を導入して、家庭用ゲーム機で再現が難しいゲームで展開しています。特に多いのは、カードを利用するもの。誤解を招かないように発言しますと、ゲーム上のスペースにカードを配分して遊ぶゲームと、ゲームの内容(レベル、スコアなど)をセーブするカードの2種に大きく分けられると思います。色々混乱してしまいますが、どちらも家庭用ゲームでは再現しずらい差別化を図ったシステムかと思います。

ゲームセンターでは『バーチャファイター4』が出た辺りから、戦績を残せるカードが登場し、携帯電話(当時はフューチャーフォンが中心でした)とリンクして、キャラクタの設定を変えたり、はたまた全国の順位や、戦績などを閲覧できるものが現れてきました。
その後、バーチャ4を追いかける形で、ネットワークを用いたゲームが多数登場し、現在のゲームセンターでは、ネットワーク環境が必要不可欠な媒体となっています。

私は、暫く、ゲームセンターには足を運ぶ事が少なかったのですが、友達との待ち合わせの時間、早く到着してしまったので、ふらっと都内のチェーン店に入店してみると、音ゲー、通信麻雀ゲーム、タッチ画面を利用したクイズゲーム、俗に言うUFOキャッチャー、カードをスペースに配分して競い合うゲーム、特殊なコントローラーを用いたゲームが大部分を占めており、今まで幅を効かせていた対戦格闘ゲームは、ほんの少しとなっていました。ゲームセンターに寄りけりかと思いますが、私がゲームセンターへ頻繁に通ってた頃は、「ストII(ストリートファイターII)に強い店」「鉄拳に強い店」「バーチャファイターに強い店」と店舗に寄って個性があり、各々、腕自慢のプレイヤーが、その店に集まる傾向がありました。しかしながら、現在では一部のゲームセンターを残して、店じまいしてしまいました。
現在では、自宅でもネットワーク対戦や、MMORPGなどの登場で、ゲームセンターに行かなくても、面白いゲームは沢山あります。ゲームセンターは、いかに個性を出して集客できるかを競っている時代になっていると言っても過言ではないでしょう。

さて、話が大きく逸れてしまいましたが、私はファミコンが好きです。今でも時たまツインファミコンを引っ張り出してゲームをプレイしています。プレイしていて、ふと気づいたのは、シリーズもののゲームプレイは、ファミコン版を最後にストップしている事。つまり、ドラクエ(ドラゴンクエスト)はIVまでしかプレイしていませんし、マリオ(スーパマリオブラザーズ)も2〜3でプレイが止まっています。ゼルダ、パルテナ、メトロイド……これらの人気シリーズタイトルも全て、ファミコン版を最後にプレイをしていません。
やっぱり、当時の友達とワイワイやりながらとか、一人で夜更かししながらとか、根を詰めてプレイしていたのが面白かったので、当時のゲームブームが最高潮だった時のゲーム機に思い入れがあったのかも知れない事と、スーファミ(スーパーファミコン)やPCエンジンCD-ROM2(ロムロム)が買えなかったのも、その理由の一つかも知れません。
逆に、今現在何故ファミコンをプレイしているかと言うと、ご年配の方が、所謂『懐メロ』を聴くような感覚に近いものが、私には存在しているのではないか? と、推測しています。当時のゲーム環境は、非常に楽しいものでした。ドラクエのソフトを買うのに徹夜行列作って社会問題になったり、シューティングゲームの全国キャラバンがあったり、高橋名人、毛利名人、橋本名人……各々ヒーローの存在。クソゲーという言葉も、この頃に発生した新しいワードでしょう。何もかもがファミコンを中心に動いていた時が私にはあったのです。そして、正規のライセンスゲームとしては『高橋名人の冒険島IV』を最後にファミコンゲームカートリッジ発売の幕は閉じられました。

決して、現在のゲームが詰まらないというワケではありませんが、ゲームセンターでは、一見さんお断り的なゲームが目立つと言っても過言ではないと思います。昔ならば、プレイヤーの背後で見学し、ゲームシステムを憶えてから、自分でプレイするというケースが多かったのですが、それが現在ではなかなか難しくなっています。上級者がビートマニアの鍵盤を叩くプレイなど、全く真似できません。カードを配分するゲームも、何から始めたら良いのか解らない事が多々あります。

そういった意味では、例え説明書が無くとも、比較的すぐにルールが解るファミコンに魅力があると言っても良いでしょう。そういう意味では、いいですよね、ファミコンって。

少し長文になってしまいましたが、今現在も、ファミコンで遊んでいるオッさんが、グダグダ言ってるな……と、軽く流してください;-)
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▲ウチのファミコン兄弟。普段はファミコンではなく、ツインファミコンでプレイしています。

ちなみに、今の所『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』の購入予定はありません:-p

では、また来週お目にかかりましょう。Appleのイベントが楽しみ。PCはまだ健在です:-)

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