XP-Pen『Artist 22セカンド』を初めて液タブとして導入し数カ月した感想

今年導入した液晶ペンタブレット(液タブ)ですが、段々と自宅の環境に慣れ親しんできました。常にクリスタを起動させ、漫画作成に集中しています。漫画作成は、殆ど経験をした事が無く、クリスタの機能と格闘しながらも、作業を進めています。

私が購入した『Artist 22セカンド』も概ね満足しておりますが、私は初めて液タブを購入したので、他の機種との比較がなかなか出来ません。という事で、比較というよりかは、個人的な感想と使用感をお伝えしようと思います。

▲Artist 22セカンドが飲み込まれたデスク

・広い
 21.5インチというのは、大分大きく感じます。広いというより、大きいという所ですね。FullHD(1080p)という解像度も、今のニーズはカバーできるかと思いますし、実際クリスタを起動して操作してみても、両サイドへツールバーを配置した場合、邪魔になるという印象は受けません。13.5インチのタブレットPC(3000x2000pixel)も利用していますが、作業となると、やはり解像度より、直接ペンが触れるエリアが大きい方が自由度も高く感じます。また、アームもデフォルトで付いてきますから、高さ調整も可能です。
 
・安い

 あくまでも、”Wacom製と比べて”となりますが、価格も4万円台後半で購入できるのも利点かと思います。イラストを本格的に始めて勉強している大学生や専門学校生も、アルバイトをすれば、手を出しやすい価格帯の製品なのではないか? と、思います。実際に、Wacom製の液タブは、ヨドバシカメラで触っただけのレベルですが、上級者ではないので、何が異なるのかも良く解りません。そういう意味では、私みたいな初めて液タブを導入したいな、と、思ったユーザーは手が出しやすいのではないかと思います。

・板タブと比べて
 私は、板タブ歴が相当長く、Wacom製の4:3比率、初代Intuosを使っていました。ブラウン管時代ですね。一度、話題に挙げた事が在ったのですが、主にPhotoshopでイラストの着色作業を主に利用していました。それも、選択ツールで囲んでベタで塗るという作業が中心です。直接、スタイラスペンでイラストの原画を描くというスタイルではなく、A4の用紙にシャープペンで原画を描き、スキャナで拾い、着色という手順です。
長い間、紙に主線を描くスタイルだったので、実際に、液タブへ原画を描いてみると、左右反転、パーツの位置移動を感覚的に行えるので、作業スピードは上がっているかと思います。まぁ、これは、どの液タブでも、あまり変わりは在りませんが……。

・左右に余計なショートカットキーが無い
 これは、意見が割れそうですが、『Artist 22セカンド』は画面左右にハードウェアショートカットキーが装備されていません。私は、元々片手デバイス(Logicool G13、TABMATE)を利用する前提で選別したので、私には不要な機能です。ただ、ペンを持って手を置くスペースとして、左右に余剰があると作業をしやすいという意見もあるようです。この辺りは、慣れでしょうか?

▲ベゼルはこのような状態です。

・モチベーションが上がる
 まぁ、これも人それぞれかとは思いますが、ドカンとPCデスクに座る液タブを視ると、私は仕事中でも「嗚呼、早く帰宅して描きたい!」というモチベーションアップに繋がりました。折角投資して購入したものですし、使わないと損です。
 私は現在、クリスタを利用して、ギャグ漫画の作成しておりますが、ツールの利用方法が全て把握が出来ていませんので、未だ手探り状態ではあります。ただ、勉強とアウトプットをした事により、それは自分の力として現れる事を信じ、続けていきたいですね。

Wacom製液タブは、段々と4K解像度の製品に移行しているもようですが、FullHDの液タブは、今が旬のように思えます。1台目の液タブとして導入するのは適しているのではないかと思う点です。Wacom製はやはり王道かと思いますが、入門機とは言わずとも、実力は兼ね備えているので、これからも使い倒して行きたいと思います:-)
何れは、液タブも時代の波で、4Kや、それに近い形での更なる高解像度時代に突入するかとは思いますが、この液タブでもこの先数年は利用し続ける事ができるのではないかと思います。

また、レポートが出来るスキルを得たら、追記させて頂きたいと思います。前チャック開魔王(仮)でした。

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