NAS(DS223j)を新たに買いました。バックアップする際の小ネタについて

おはこんばんちは、前チャック開魔王(仮)です。

先日、NASを買いました。今までは、1ドライブ2TBのNASを使っていたので、HDDの故障が怖かった事、将来的な容量不足の心配もあり、2ドライブを搭載できる、SynologyのDS223JというNASを購入しました。自分でハードドライブを搭載させて駆動させるタイプのNASキットとしては、最安クラスの商品です。NASのキットとしては、SynologyとQNAPが有名どころです。私もQNAP製にするか、ギリギリまで悩みました:-p

▲Synology DS223J

搭載させるHDDは、NAS向けのHDDがオススメ

マウントさせるハードドライブは、自分で用意するタイプですので、東芝製のNAS向けHDD (通称:茶箱)を買いました。8TBを2発です。RAIDの件は、2つのHDDにそれぞれ同じデータを書き込むRAID1(ミラーリング)を設定しました。RAID1とは、双方のドライブに同じデータを記録させ、片方が故障した場合でも、もう片方が生存していれば、データが失われないようにさせるという仕組みです。RAID0(ストライピング)という、複数のHDDを1つのドライブとさせ高速化が図られ、搭載させたHDDを総合的に足した容量として扱う方法もあります。但し、HDDが故障した際には、復旧が難しい事から、RAID0は、私はあまりオススメは出来ません。RAIDも奥が深いので、詳細は各々お願いいたします。

HDDは、NAS向けのHDDを買いましたが、一般的なPCに内蔵させて使うタイプのHDDより、割高です。NAS搭載をさせるHDDの使い方としては、連続稼働NAS向けに設計されている事による、機械的且つ、技術料価格上乗せ……と、いう考えで良いのかと思います。ウエスタンデジタル(WD)のRed等がNAS向けのHDDとしては有名ですが、東芝製NAS向けHDDの方が若干安め傾向があるようです。連続稼働に耐えうるか……と、いうところがポイントですね。

私は、WindowsPCにシステムを入れているSSDと、データの保管をしているHDDを共存させています。そのデータエリアを主にNASへバックアップしています。
OSXでは、内蔵SSDの他に、接続しているドックへ1TBのM.2 SSDを搭載させているので、そこへワーキングデータとTimemachineのデータを入れて運用しています。基本的には、このTimemachine以外のワークデータをNASへバックアップしています。

▲Macに繋いでいるドックです。M.2を1台内蔵させる事ができます。

ファイルの管理あれこれ

職場等でデータをサーバに保管されている方では、各々のデータをカテゴライズしているかと思いますが、フォルダの頭に数字を記載して、データを保管すると、後から閲覧した際に、データが何処にあるのか、分かりやすくなります。

▲私のデータは、このように保管しています。

例えば、普段から動画のデータを作成して、取引先別に保存しているとします。そうした場合には……

02_videodata
とフォルダを作成して、その下層フォルダを更に作成して……
01_a社健康食品データ
……と作成すれば、ビデオデータというフォルダに取引先の情報を全て保管すれば分かりやすくなります。人によっては、数字の後や、取引先名の最後に、年月日をフォルダ名に加えても良いのかも知れません。

また、これは私が社会人スクールに通っていた際に習ったのですが、動画や画像編集をする場合、データの管理として……
sozai
kakou
kansei
……と、いうフォルダを設け、素材データ(純粋に未加工なデータ)、加工データ(データを加工するファイルの置き場所)、完成データ(常に最新の完成品を置く場所)
と各々のファイルを仕分ける事によって、混乱を招かずデータを作成する事が出来ます。

▲データフォルダの仕分け例

なお、sozai,kakou,kanseiフォルダがある場所に、テキストファイルを1つ置いて、そこに取引に於ける情報をテキストで記載しておくと、あとから見返しやすくなります。利用者によっては、データをキャプチャして貼り付けるのも策かも知れません。
ついつい、データを作成する場合「完成品.psd」「最新完成品.psd」「再提出完成品.psd」「完成品_01.psd」などと作ってしまい、混乱を招いた事がありませんか? そう言った問題を避ける為にも「kansei」フォルダには常に最新のデータを配置する事によって、無駄な事故を防げます。

これらのデータを、NASにバックアップを取る目的としては、映像編集や画像編集などを企業と取引をする際、企業側から「しばらく前の、あのデータまだありますか」と過去のデータに関する問い合わせを受ける事があり、バックアップしたデータから、再度復元の後、再編集して企業側へ再提出するという事も少なくないようですから、なるべくならば、作業用データも完成データとともに、NAS側へバックアップを取るのが賢明です。

WindowsPCから、NASへバックアップする場合に、オススメしたいバックアップツールは、Sota様作成の『Backup』というツールです。有難い事に、無料で使えます。定期的に発生するバックアップの場合には、バックアップを仕掛けて、放置すれば、バックアップ元と同じデータをNASにコピーする事が出来、設定次第では、常に最新のデータをバックアップを採れるので、非常に便利です。

【Sota’s web page】
トップページ https://www2.biglobe.ne.jp/~sota/index.html
Backup    https://www2.biglobe.ne.jp/~sota/backup.html

駆動音

私は、作業机の上にNAS置いて稼働させていますが、背面ファンも含めて、駆動音はほぼ気になりません。近くに配置しているドックのファンの方が五月蝿いですね。小さいファンが高速回転しているので、音が気になります;-(
このSynologyのNASは背面にファンがありますが、92mmファンなので、さほど高速回転していないようですから、不快な音とは感じていません。

ホスト名・IPアドレス管理など

また、固定のIPアドレスにする場合には、筐体本体にシールを貼ったりするのも良いかも知れません。恐縮な事に、これら運用面の技術的な詳しい情報を持ち合わせていないため、固定IPにするか否か、利便性などに関する情報は、自分に合った稼働方法を、Webなどでお調べ下さい。

私は『エーワン ラベルシール 耐水 光沢フィルム 透明 はがきサイズ ノーカット 4シート』というシールシートに印刷して貼り付けました。ただ、このシートの注意点としては、マニュアルで指定された通りの印刷方法(クオリティ)を採らないと、シールの表面を触っただけ色が落ちてしまうので、要注意です。
ハガキサイズの透明な用紙が4枚入っています。カラーデータも印刷する事が出来ますから、比較的用途は広いかと思います。ただ、比較的厚みがある事から、シールを貼る時には、慣れが必要かも知れません。

機会的なデザインになるかも知れませんが、テプラを持っている方は、そちらでも良いですね。但し、各OSに設定を記憶させる事によって、ホスト名もIPアドレスも、後から見ても気になるレベルの設定ではなくなりますね。

▲一部ぼかしを入れていますが、ホスト名とIPアドレスを記載させて貼り付けています。

このSynologyのNASには、約70ページフルカラーの『NAS初心者ガイド』という本が添付してきます。これに従ってセットアップする事で、先ず迷わず操作が出来るかと思います。私はOSXとWindowsを併用していますが、NASへの接続方法などに迷う事がありませんでした。既存のNASがあるために、接続方法は心得ていたので、主に組み立て方法が役に立ちましたね。

総合的には、このNASを購入して良かったと思います。筐体前面から、1ドライブ毎に抜き差しができるマウント式のタイプではなく、ハードドライブの交換は蓋を開けないといけません。ホットスワップも出来ませんが、個人用途としては必要十分なNASかと思います。NAS向けHDDがもう少し安く手に入れば良いんですけどね:-)

NASとしては、転ばぬ先の杖という存在であるかも知れませんが、細かにバックアップを行い、万が一のデータ損失に備えたり、PC本体で扱うデータのキャパシティがパンパンになった時の退避先にもなりますから、一台あると心強いですね。

では、また。

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